約 1,268,020 件
https://w.atwiki.jp/thcm/pages/28.html
加入条件 解説 能力スキル ステータス コメント 加入条件 紅魔館後半でレミリアを倒す 解説 種族:超越 吸血鬼にして紅魔館の主。陽光が苦手なため日傘無しでは外出できないが、このゲームでは普通に山登りも出来る。 物理技が大半を占めているがエナジードレインだけ魔法。敵のHPを吸収できるので、しぶとく戦い続ける事が出来る。 闇属性なのでエースパワー系の敵にも有効。レミリアには貫通技が多いため物理攻撃ながら敵マスターに攻撃可能。 しかしレミリアが仲間になる頃の敵は堅いので大して決定打にならないのが難点か。 能力 スキル 名称 系統 消費MP 範囲 属性 説明 習得条件 通常攻撃 物理 0 単体 突 レッグスルー 物理 2 単体 突 ダメージと共にスタンを与える ポールスィング 物理 6 一列 突 ダークハンド 物理 4 単体 闇 インペリアルチャージ 物理 10 貫通 突 エナジードレイン 魔法 5 単体 闇 HPを吸収する 乱れ突き 物理 8 単体 突 攻撃回数 1~5 クロスアキュート 物理 8 一列 突 ダメージと共にスタンを与える ジャイアントスロー 物理 14 貫通 突 命中率が高い ソリッドデビジョン 物理 4 単体 突 防御力を無視した攻撃 Lv52 ファイナルレター 物理 18 単体 突 ダメージと共に即死を与える ステータス Lv HP MP 攻撃 防御 魔法攻撃 魔法防御 速度 回避 1 5 10 15 20 30 40 50 382 113 174 0 144 40 62 20 60 471 130 203 0 168 40 62 20 70 564 145 230 0 191 40 62 20 80 661 160 256 0 213 40 62 20 90 99 870 184 300 0 250 40 62 20 コメント Lv80 661-160-256-0-213-40-62-20 -- 名無しさん (2013-01-04 14 51 15) Lv99 HP870 MP184 攻撃300 魔攻250 速度62 防御0 魔防40 回避20 -- 名無しさん (2013-01-04 22 45 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yaruojla/pages/64.html
DATA二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二 モチーフ:ゼノン(デビルマン) 分類:ヴィラン/悪魔/魔王 二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二DATA ニニニニニニニニニニニニニ .ヘ .′ _ ___ノ ヽ |ニニニニニニニニニニニニニニニニニ ニニニニニニニニニニニニニニ i \ | /{_)ノ (_几、 j |ニニニニニニニニニニニニニニニニニ ニニニニニニニニニニニニニ | ゝ/ j \ Lヽ く |ニニニニニニニニニニニニニニニニニ ニニニニニニニニニニニニニニ八 Y/`¨´ \ iヽ \ ヽソ. |ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ| . ヽ 〉i |! \ ト、<二 \ | |ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ∧  ̄ `|.! \ !__ __\ 及及! | ト |ニニニニニニニニニニニニニニニニニ ニニニニニニニニニニニニニニ ∧ |.! イ笈笈 `¨´ | } |! /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ ∧ 从 |! \¨´ 、 , ノ/ / ! /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ\. } | | ト ヽ  ̄ .ィ /{/ リ. /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ \ |从 |/人/个ー 个ヘ__,_ /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ ニニニニニニニニニニニニニニニ,-─-、 \, ──'´ [ 乂 ] / 人ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ ̄ ̄\ニニニニニニニニニイ/___|. /二ソ_ | § | 厂Y \ニニニニニニニニニニニニ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |ニニニ/ ̄ ̄ ̄| ノ!Y/ i_ソ_ | § | 厂Y' \ ̄ ̄ ̄ \ニニニ| | ニ/. Y甘Y| | L i_ソ_ | § | 厂Y' \ \ニ | / `||ゝ.`` _ト、. i_ソ_ | § | 厂Y / \ 儿  ̄厂 ノ} i_ソ_| § |_厂Y /}. /  ̄ L ヘ/∨ { { || } ̄} /└、 、く_| 'く| ∨Y {_ { || } _} | !/凵 ヽ ! ヽ| { { || } } j ゝヽ  ̄ ` ーマ>t―厂 }__ 八 └>  ̄¨¨`ヽ_]. ヽ ______) } | 匚 、_\ \ // \ \/ ̄ ヽノー ン ` / ` 、 _/ _ノ \ 二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二DATA 「我が名はレミリア! 宵の暗黒を支配せし、誇り高き魔族の王である!」 9年前に発生した、ヨーツベン・シティの壊滅事件……その犯人がレミリアである。 彼女はデビルマンと同じ、魔界を治める悪魔の1人。 かつてデビルマンと共謀し、共に人間界侵略を目論んだのが彼女であり、 現在のデビルマンにとっては、倒すべき宿敵に当たる人物である。 ヨーツベン市地下の紅魔城に陣取り、666匹の悪魔を統制して、闇の奥から人間界を狙っている。 デビルマンと同じ「魔王」の称号を持つだけはあり、 幼い風貌でありながら、その知恵と力は、人間を遥かに凌駕していると言われている。 初出:やる夫JLA総合雑談スレ(2-494-584) AA出典:レミリア・スカーレット(東方Project) 二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二DATA
https://w.atwiki.jp/viptoho/pages/71.html
分類 キャラスレ民 【レミリア厨】 キャラスレでもたまに見かけるが、VIPPERが東方project~スレで見かけることの方が多い。 「東方(キャラ愛)厨である」ということにある種選民的な線引きをしたがるのと、特徴がないのと、少なくとも2人以上いるがキャラスレ上ではあまり主張しないので区別がつかない。レミリアを呼び捨てにするのと、お嬢様を付けて呼ぶのと、おぜうさまと呼ぶのがいる。しかし、どれがだれかはわからない。 1984年8月21日生まれ。27歳。無職。高知県在住。SkypeID syakeneko666 赤堀と同じペドフィリアであり、見つけたら近づかないほうがいい。 vipperがthprojectで70億キロ先からの帰還 http //live28.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1276439536/745 745 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/06/14(月) 19 52 48.52 ID NjMxhcjB0 レミリアの子宮口と俺の亀頭でキスしたい このような書き込みをはじめ、次元を超えた気持ち悪い書き込みが後を絶たない。 なお、赤堀とレミリア厨はスレ内で慣れ合いが目立ち、お互いの嫁を虐め合うなど、陰湿な書き込みが目立つ。 因に赤堀とは夫婦の関係
https://w.atwiki.jp/kubinasi774/pages/66.html
チームFATEの副リーダーかつアイドル、別名『ファニーヴァンプ』。 元は超有名で売れっ子のアイドルだった、が…… まあ今でもアイドルである。熱狂的なファン(ジュライ)もいれば、ラジオ番組とか持ってるぞ! 戦闘時の扱い 火力の応援しても良し、妨害の要や連携してもよし!全体的に素早く、攻撃・補助・妨害が可能な小回りの利く副リーダー! 状況に合わせて手薄になりそうなところを穴埋めさせるのがベストだ! 但し、防御力は無く補正頼りなので素の高防力のかち合いは弱く、弱点を突かれると一気に崩れるのでヘイトを稼がない様に注意!縁の下の力持ちだ!アイドルなのに! 要するに、戦闘での役割は敵の攪乱・味方の火力支援。戦闘を安定させて有利な状況を作る。癖のある万能型ではあるが、単騎タイプではない。 同じアイドルでも、エリザとは逆に目立つと弱いタイプである。 _( ̄ ̄ \ / -― '/ ,、 ヽ ( ヽ、 /ヽ. (_ `丶. // {^ 、 ,..-..,= / `ヽ.,′ `ー. ´ `ヽ/( ̄/`ヽ. \___ / / ,.′ _.ノ} / , ._ ,. -,  ̄ ¨ / \ l 、 / { 〈 { ∠. -.' / /_ /ヽ/ /! /____)j 〉、 / ,..-‐.'| j } , -‐,. { /.´.込._/ // . i / \  ̄ / iヽ´ / | / .|/ / 人 { / ゞ-’´/_ ノ/{ . .\ {`ヽ | / j / { ,′ / \ { ´ ̄ ´_,、ノ ノ} .`ー′ i .! / , -―― ′ i /\. . ∧ 、 ' `ゝ=ノ { | { \ nn { /{ {、 } 人 { 、 ー / } .!. \ } } } } ∩ .|' \ __`ー_ノ/`、ソ ー- ―‐ / .ノ .ト、_)/ { } {. } } _ {,.´ ̄ /´ ,ヘ/ ´ /i } r――― '´{ /´ /人 i  ̄ {/7\{ { / { _,/ ,j / { {. / ヽ}_ヽ. | ./ ´ ̄ - ' } / { L_` \_」 } r―‐ ′ __,/__ヒ'.ヽ._/_ ソ´} ヽ、 ′ _ノ / └- 、`ヽ ( / i / _....-‐ /`ヽ´ {____,ノヘ、ソ´ ̄`ヽ ̄ .\ ` ) | { /  ̄ ̄`ヽ / / } ノ_j {_ヘ/ / j ,ゝ_ ,{_ _」 ヽ、丶._/ ./ / i |  ̄ ̄ / .{ (び~个〈. `ヽノヽ、 / ̄ / {ヽ| |. / ヽ┌─────────────────────────────────────────│レミリア・スカーレット└─────────────────────────────────────────■────■│重要語句│■────■≪表層≫【邪気】【傲慢】【偶像】≪深層≫【悪魔】【幻影】【???】■──■│能力│■──■【手動】【-】≪レミリア・ハートブレイク≫【攻撃力に究極の補正】【防御力補正ある程度無効化の可能性有】【次ターンまで槍使用不可】 槍にオーラを纏わせ一直線に放つ大技、真祖の武器でのみ可能な投擲だが放った後槍が実体に戻るまで時間が掛かる 【初手で放つほど威力が高くなり】【ターン終了に近い程補正が掛からなくなる】【補助】【攻撃】【一部手動】【-】≪バッドレミィスクランブル≫【攻撃力に極限の補正】【任意で爆破し辺りに霧が漂う】【追加で攻撃力に補正発生の可能性有】 発動時、対象に突き進む赤い霧で作られた分身を飛ばす、そのままぶつけても中々に強いが 本体の任意のタイミングで爆破させ辺りに赤い霧を一瞬漂わせてのワープが真骨頂 又、≪濃霧の吸血鬼≫が発動した際に出た霧を集めた場合分身の数が増える 【手動内容】:爆破のタイミング【攻撃】【補助】 レッド レミィ≪紅い悪魔≫【攻撃力に極限の補正】【行動割り込みの可能性有】【地形無効】 槍若しくは拳での攻撃、早い話飛びながら行う近接攻撃方法全般である。特徴としては一発では無く連打する方が得意【手動】【魔/闇】【-】 レ ミ リ ア≪サーヴァントフライヤー≫【攻撃力に大幅な補正】【飛び道具相殺の可能性有】【三つまでセット可能】 空中に魔法陣をセットし、指を鳴らした瞬間セットした【全ての】魔法陣から蝙蝠型の魔弾が飛ぶ 魔弾は余り速く無く威力も無いが指定した相手や技へ追尾する、妨害や連携用の設置型魔術 【手動内容】:セットする場所と個数と撃つタイミング■──■│補正│■──■【+】≪ファニーヴァンプ≫【同士討ちを誘う可能性有】【ボス戦の場合体力消費で行動を成功にする可能性有】 その言葉は他者を誘惑し、その名を出せば命令に従わざるを得ないカリスマを持つ【特殊】【+】【-】≪濃霧の吸血鬼≫【生み出した赤い霧が漂っている場所にワープ可能】【実体を伴った攻撃無効化の可能性高】【水系ダメージに弱い】 その身体はときに赤い霧となりそして霧に実体を飛ばすこともできる、しかし流水に弱い 実体とは【素手で掴めない】という意【+】≪ミレニアムの吸血鬼≫【味方の確率発動系補正発動率上昇の可能性有】 又の名を『運命を操る程度の能力』だが、別にそんな大それた能力ではない為自重して改名した が、ミレニアムも生きて無いのでやっぱり誇大名称【+】【-】≪吸血鬼≫【味方ダメージ時体力回復の可能性高】【自身が敵を倒した場合確定回復】【戦闘終了後体力大幅回復】 【通常回復する【道具】及び【光術】でダメージ発生】【【道具】による復活不可能】【光系ダメージに弱い】 上級吸血鬼は血では無く生命力を啜る為、血液の有無では無く死へ近づく瞬間に溢れる精気を吸収する 故に活性化させる道具や光術で体調に悪影響を及ぼす■──■│装備│■──■腕1=≪レミィ・ザ・グングニル≫【攻撃力に極限の補正】【稀に防御力補正にマイナス補正付与の可能性有】腕2=≪紅霧の腕≫【攻撃力に極限の補正】体=≪紅色の世界≫【防御力に大幅な補正】【体力低下によるマイナス補正無効】【地形マイナス補正無効】装飾品1=≪玩具のマイク≫【自分の行動成功時に自動行動発生の可能性有】【変更不可】装飾品2=≪とまとじゅーす≫【体力回復の可能性有】 能力についての追及 +≪レミリア・ハートブレイク≫ ≪レミリア・ハートブレイク≫ 能力について補足 投げた槍が凄い技なので、投げずに使うことはできない 出の早さを重視する場合、力込めない分早いというより崩して出すイメージで使うことも可能 この能力を使わなくても普通に槍の投擲は可能だが、もちろん投げた回収までにラグはある レミリア自身、筋力はあるし、投げることはまぁ得意 出来る事/出来た事 出来なかった事/まだ出来ない事 これからしたい事 +≪バッドレミィスクランブル≫ ≪バッドレミィスクランブル≫ 能力について補足 【ぶつかった時に攻撃してる】のであって、爆破は【霧を巻き散らかす手段】のため、【爆破で攻撃することはできない】 何処に自分の赤い霧があるかは自分で感知できるし、自分から見えないところに赤い霧があってもワープはできる。ただし、目視していない場合、移動した先がどうなっているかは分からない 直線以外のルートで撃つこともできるが(曲射)、あまり複雑なルートは無理。 囮に使うにはクォリティが低いため、知能低い異形なら兎も角、人間相手などになるとデコイとしての利用は極めて困難(≪ファニーヴァンプ≫発動かつ体力15%消費) 出来る事/出来た事 出来なかった事/まだ出来ない事 基本的に「飛ばす」技のため、走らせたりその場に静止させたりは体力5%消費するぐらいの厳しさ これからしたい事 +≪紅い悪魔≫ ≪紅い悪魔≫ 能力について補足 ≪指銃≫のように硬化とセットではないので素手で硬いもの(例:頑丈な装甲)を殴ると逆にこちらがダメージを受けたりする 出来る事/出来た事 出来なかった事/まだ出来ない事 これからしたい事 +≪濃霧の吸血鬼≫ ≪濃霧の吸血鬼≫ 能力について補足 本体攻撃時は実体攻撃無効化の可能性が下がる 出来る事/出来た事 出来なかった事/まだ出来ない事 これからしたい事 +... 能力について補足 出来る事/出来た事 出来なかった事/まだ出来ない事 これからしたい事 フラグ・考察等 +... [フラグ] フェイカー曰く『色んな人と楽しいこと悲しいこと、喜び・感動を共有出来る方』、いわばFATEの外交官らしい 200歳以下。吸血鬼、それも真祖でこの歳は非常に低年齢だそうな。同じ真祖であるエヴァンジェリンとそんなに接点は無い。 実は36歳。何気に王妃やアリスと同い年である。 鍵と錠が盗まれていたとき、杏子をFATEにスカウトしていた。 [考察] [備考] 吸血鬼という存在に対する一般的イメージとアイドルの知名度を概念として自らに付与して強化しているため、吸血鬼特有の弱点には特別弱い。 吸血鬼らしくなっている分、【弱点はさらに弱く】、【特殊能力は更に強く】なっている弱点が多いため、単騎不向き。例えば今代の近衛師団団長全員に対して相性負けするとか。 本来、吸血鬼は光術に弱いのは共通だが、流水とかにまで弱いかはまちまちらしい。 小食。
https://w.atwiki.jp/star247/pages/21.html
レミリア・スカーレット 絵師 ミヤスリサ ストック 1 ゲージ速度 遅め 発動タイミング 自摸時 効果 手牌の中から1~4枚をランダムに赤ドラ牌に変化させる。 使いやすさ★★★★★ コメント 初心者向け。単純に火力を伸ばすことに特化した能力。 ちなみに元々赤い牌も変化の対象に入ってしまうため、霧雨魔法店は相対的に苦手とする。 赤ドラに変化させる枚数はランダムとされながらも、実際には3枚以上変化する確率は低い。 具体的には1枚だけ変化する確率が40%と高く、以下30%、20%、10%と枚数に応じ低くなっていく。 期待値に換算して大体2枚だが、体感としてはもう少し低いかもしれない。 同じ赤ドラ変化の魔理沙にゲージ速度とストックの差で劣るのも痛い所だが、まぁどちらを使うかはお好みで。
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/653.html
レミリア14 Megalith 2012/05/21 ここのレミリアは好感度MAXです ふ~ん...金環日食ねぇ・・・ そう。今日は約900年ぶりの金環日食である。 「で、その手に持っている変な眼鏡はなんなのかしら?」 「これは日光を見る特別な眼鏡ですわ」 「なんで咲夜が?」 「人里で配っていましたよ。肉眼で見ると目に悪いとのことなので」 ふふ~ん... とちょっと興味があるような目で眼鏡を見つめていた。 「ちょっとその眼鏡貸して」 咲夜は、レミリアに眼鏡を渡した。 「うわ なにこれ、何にも見えないんだけど」 「紫外線を遮断するために、強力なフィルターが貼られているので普段使用しないでください... と説明書に書かれてありますわ」 「へぇ...」 「でもお嬢様は見れないのが残念ですね」 「パチェが言ってたんだけど、日食は太陽の力が下がるらしいのよ。もしかしたら見れるかもしれないわ!」 「...大丈夫でしょうか」 咲夜は心配そうな顔でレミリアは見ていた。 そして、レミリアの飲んでいたカップから紅茶が無くなった。 「紅茶が無くなったから、例の新しい紅茶を飲みたいわ」 「かしこまりました」 そう言うと瞬間移動をしたかのように、レミリアの目の前からいなくなった。 と同時にドアからノックの音が聞こえた。 コンコン 「ん?誰かしら」 というとドアが開いた。 「あら。○○」 「やぁ。レミィ、今日は金環日食みたいだね」 「知ってるわ。眼鏡もあるから見てみようと思うの」 「危ないんじゃない?」 「太陽の力が弱ってるから大丈夫よ....たぶん」 「たぶんかい」 とりあえず立って会話するのもアレと思った○○は椅子に腰掛けた。 するとレミリアは○○の膝に座った。 「?」 「いいじゃない。ここが一番座り心地がいいのよ」 ○○はレミリアの髪を撫でて遊んでいた。 「くすぐったいわ」 ちょっとだけ時間がたつと紅茶を持っている咲夜が現れた。 「新しい紅茶ですわ。○○さんの分も持ってきました」 「流石咲夜。気が利くわね」 「メイド長ですから。そしてお邪魔のようなのでこれにて、また用があれば呼んでください」 「ん...」 咲夜が去った後、いい香りのする紅茶を飲んだ。 「こういう紅茶もいいわね。咲夜が変なのをいれなきゃだけど」 「美味しいね... そういえば言い忘れたけど、今もう見えるらしいよ日食」 「そうね。この紅茶が飲み終わったら行きましょうか」 しばらく時間がたって、○○とレミリアはベランダに行った。 「さぁて...見ようじゃないこの眼鏡で」 「大丈夫かなぁ...」 そう言うとレミリアは眼鏡をかけて日の当たるところに立って太陽を見た。 「ん大丈夫...シューシュー やっぱり熱い!ダメ!」 「やっぱり駄目だよね」 ○○は苦笑した。 「残念だわ。太陽は弱っても太陽だったね」 「無茶しないほうがいいよ」 残念がりながら日陰にあるベランダの椅子にレミリアと○○は座った。 「○○は見えたの?」 「ちょっと端っこが欠けているだけだったけどね。もうちょっと早く見たらいいのがみえたかも」 会話しているとまたレミリアは○○の膝の上に座った。 「レミィここに座るの好きだよね」 「ここが一番いいのよ」 「ふふ...可愛いな」 「ありがと」 照れながら振り返り、レミリアは○○の唇を奪った。 「ん...んん」 少しだけさっき飲んだ紅茶がした。 「んちゅ...はぁ...ん」 レミリアの唇はちょっと潤っていて蕩けていた。 「ん...は...」 口付けをやめた後、どちらもぼうっとしていた。 するとレミリアが言った。 「日食が見れなくても○○が私の太陽だから問題ないわ」 「あらあら...じゃあレミィは自分にとっては月だね」 恥ずかしい台詞を言ったせいか、キスをしたせいかわからないが どちらも顔が赤くなっていた。 初めての投稿なので、誤字脱字、日本語がおかしいかもしれませんが多めに見てね! 追記<『大目に見る』でしたねw あと気づいた脱字を直しました。 Megaith 2013/03/11 「――とまあ、たまにはそんなのもいいかな、と思うわけよ」 「はいはいごちそうさま。それで、レミィ? 私は何をすればいいのかしら?」 「さすが、パチェは話が早いわね。またあれを作って欲しいのよ。あの出発前に飲むやつ」 「咲夜に手伝ってもらえばすぐできるからいいけど…… でもあなたや私ならともかく、ただの人間が飲むには少しきついわよ?」 「その辺は私がなんとかするわ。それじゃあ、お願いね」 夜の闇はいよいよ深く、紅魔館は最も活気づく時間を迎えていた。 「ふふ、なかなか上達したじゃない」 真っ赤な絨毯が敷き詰められた紅魔館の一室では、 オルゴールめいた魔法の箱が奏でる軽快な音楽に乗って、一組の男女がくるくると踊っていた。 「おかげさまで」 頬を寄せて囁くレミリアに答えた○○の声は、あくまで控えめだ。 たしなみとして教えてもらったダンスだが、上達しているのかどうか、自分では今ひとつわからない。 確かに目に見えて失敗するといったことはないが、 それは身長差を補うためにレミリアが浮かんでいるおかげで足を踏まずに済んでいるからではないか、と内心思う。 絡めた手や抱いた腰から愛する彼女の温もりが伝わってくるのは、確かに幸せなのだが。 「自信を持ちなさいな。それに今日はちょっとした趣向を用意してあるから、 ○○にももっと楽しんでもらえると思うわ」 演奏がさわやかなフィナーレでしめくくられる。一呼吸置いてノックの音が響いた。 「入りなさい」 音もなくドアを開けて、咲夜が部屋に足を踏み入れた。 手に持っていた盆を置き、うやうやしく一礼する。 盆の上には、黄金色で満ちた精緻な水晶細工のゴブレットが一対載っていた。 「お気をつけて行ってらっしゃいませ、お嬢様」 「ん、食事までには戻るわね」 軽く手を挙げ、退室する咲夜を見送る。 ドアが閉じられると、レミリアはゴブレットの片方を取り上げた。 輝く液体が、形のよい小さな唇に吸い込まれていく。 「……ふぅ。効くわね」 「それは?」 「ちょっとした下準備、ってところかしらね ――ああ、直接飲んじゃだめよ。そのままだと刺激が強すぎるから」 伸ばした手を止められてとまどう○○の前で、レミリアが残りの一方に口を付ける。 見る間に杯を干すと、楽しそうに端をつりあげたまま、その唇が○○の唇に重ねられた。 「ん……」 「んぐ……くっ……」 レミリア自身を器として流しこまれた液体を、○○は驚きながらも受け入れ、飲み込んだ。 滋味豊かな蜂蜜の甘さを追いかけて、焼けるような熱さがのどを下りていく。 「ぷはっ……い、今のは」 「これを飲んでおかないと、息ができないからね」 せかすように○○の手を引き、レミリアは部屋の中央へ進む。 つないでいない方の手を無造作に振ると、宙空から姿を現した槍がその中に滑り込んだ。 「それじゃ……いくわよっ!」 石突で勢いよく床を衝いたのを合図に、ほのかな紅い光の魔法陣が床に浮かび、視界が暗転し―― 初めは真っ暗闇だと思っていたが、次第に目が慣れてくる。 「うわぁ……」 ○○は思わず感嘆の声を上げた。 前後、左右、頭の上、足の下。宝石をちりばめたかのように、星々がひしめきあっていた。 「星間宇宙でのデートというのも、乙なものかと思ったのよ。気に入ってくれたかしら?」 力を込めてうなずく○○に、レミリアが嬉しそうに微笑む。 「良かった。それじゃ――」 レミリアはつないでいた手をそっと離し、改めて柔らかに差し出す。 二人の為の演奏が、新たな趣向で始まろうとしている。 「もう一曲、踊っていただけるかしら?」 「はい、喜んで」 ○○は身をかがめると、愛しい吸血鬼の手をうやうやしく取った。 星の海に浮かぶ、一片の花のような魔法陣の上。 一組の男女が、くるくると踊っていた。
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/642.html
レミリア3 3スレ目 154 「レミリア! 俺と結婚してくれ!」 「・・・そう。ならば吸血鬼の『花嫁』にしてやろう」 「本当か?! よっしゃ・・・え、花y(ぢぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」 「不味いわ。咲夜、どこかに捨ててきて」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 3スレ目 463 レミリアお嬢様に献血のため部屋に行く。 「あら、やっと来たわね。でも、最近ずっと首筋からしかもらっていないから、少し飽きてきたのよ。 たまには趣向を変えて、ほかの場所からもらってみるのもいいわね。どこがいいかしら。言ってみなさい?」 1・手首 2・耳たぶ 3・指 4・唇 4を選んだ場合 「……いいわよ。言うようになったわね。でも、私とあなたじゃ背の高さが違いすぎね。 ……私を抱き上げなさい。あなたの唇から、奪ってあげる」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 3スレ目 596 「レミリア、好きだ」 「100年早い」 「そうか・・・残念だな。俺は100年は生きてられない・・・」 「ならば私の眷属になればいい。・・・100年間、待っていてやろう」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 3スレ目 728 「あれ? お嬢様、お出かけですか? お酒持ってどちらに?」 「ちょっとそこまで、ね。サボるんじゃないわよ、美鈴」 「判ってますよ。ナイフは嫌ですから」 ――キュポン。 「久しぶり。数年ぶり、かしら? 最近来てあげられなくてご免なさいね。アレ、なかなか手に入らなくって」 「……」 「怒ってるの? 心配しなくても貴方の事は忘れやしないわ」 「……」 「でも、貴方も悪いのよ? 貴方があんな無茶な注文してくれるから」 ――ダバダバ。 「そ、アレ。貴方、コレが大好きだったでしょ?」 「……」 「そうそう。一度無理矢理私に飲ませようとして大変なことになったわよね。あの時のパチュの青い顔ったらなかったわ」 「……」 ――ダバダバ。 「この前言ってた人間? ああ、咲夜の事? ええ。とっても出来た従者よ。あの子にもいつか貴方のことを紹介してあげるわね」 「……」 「ふふっ、そうね。あの子、きっと吃驚するわ」 ――ちょろちょろ。 「最近あった面白いこと? そうね……フランに友達が出来たわ。それも人間の魔法使いの」 「……」 「白黒の変な奴よ。図書館から色々くすねてるってパチェがぼやいてたわ」 「……」 ――ぴちゃん。 「……さて、と。咲夜が心配するといけないから帰るわね。丁度お酒も切れちゃったし。次が何時になるかは判らないけど」 「……」 「じゃ、またね。――私が大好きだった人」 ――俺の事はあの酒が手に入った時にでも、思い出してくれればいいから。 ――馬鹿ね。忘れないわ。ずっと、これからも。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 3スレ目 898 「突然だけど」 「なんだ」 「私はあなたが好きよ」 「そうかい」 「何よその反応、もう少し喜んでよ」 「……悪いが」 「俺は突然夜中に家に押し入って眠い俺を外に叩き出した挙句、 不夜城レッドで俺の大切な新築ログハウスを破壊するほどのデストロイヤーな吸血鬼から好きと言われて喜べるほど頭は春じゃない」 「つまりは?」 「嫌いってことだ」 「そう。で、今日はどうやって生きるつもり?」 「お前が破壊したんだろ……」 「そうね、責任は取るわ」 「……お前の口からそんな言葉が出るとは意外だよ」 「失礼ね」 「ああ、失礼だ」 「まあ、兎も角。うちは広いから住んでも別にいいわよ」 「無論そのつもりだ、俺が新しい家を建てるまでな」 「決まりね」 「ところで」 「なに?」 「あのぐらいのでっかい洋館なんだから空き部屋の一つぐらいあるよな?」 「無いわよ」 「……じゃあ俺は何処で寝ろと?」 「私の部屋」 「……断る」 「じゃあフランのところで寝泊りする?」 「すみませんでした貴方様の部屋で寝泊りさせて頂きます」 「あ、そうそう。さっきの話だけど」 「なんだ」 「あなたが今嫌いでも、きっと好きにしてみせるから」 「……俺としてはあんまりレミリアと関わりたくは無いんだが」 「ふふふ、そのうちその言葉も言えなくしてあげるわよ」 「それはそれで物騒だな」 一蹴されるのが有りならするのも有りなのかなって思って書いてみた。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 4スレ目 23 レミリアへ ぼく以外の血を吸わないで ─────────────────────────────────────────────────────────── 避難所 50(うpろだ0027) 「……俺は何しようとしてたんだ?」 ドアノブに手をかけたところで俺はふと思った。 っていうかそれ以前の記憶が無い。 ……記憶喪失か? だとしたら大惨事だ。 行くとしたら妹様のところか永遠亭だな。 「……あー、そうだ。外に行こうとしたんだっけ」 しかし、少し考えてすぐに思いつく。 いやはやド忘れなんてことは俺には無いと思っていたが……世の中は広い。 ついでに言っておくが、今は夜でここは紅魔館の内側だ。 この時間帯はレミリアが起きているのでメイドたちも大変らしい。 まぁそんなことは俺には関係ない。 で、なんで外に出ようとしたんだっけ。 ……お、思いだせん。 「まぁ、少ししたら思い出すだろう」 と楽天的に考えてドアを開けようと押すが――― 「あ、開かないっ!?」 開かなかった。 力いっぱい押してもナチュラルな人間である俺に扉をぶち破るほどの力は無い。 「ま、まさか閉じ込められた!?」 やばい、食料とかためてないぞ? 水は? 暖は? えーと他には…… 「そのドアは引くて開けるのよ?」 狼狽している俺の後ろから呆れた声がしたので慌てて振り向くと、そこにはまぁちっさい吸血鬼が立っていた。 小さすぎて俺の今までの焦りが嘘の様に消えたほどぐらい。 「悪かったわね、ちいさくて。というか、教えてあげたんだから感謝しなさい」 勿論発狂している妹のほうではなくて、傍若無人のレミリアのほうだ。 「あはははは、そうだっけ。このドア押すんじゃなくて引くんだったんだなぁ」 とうとうボケが始まったか。 畜生、まだ若いのに……。 とりあえず気を取り直して、本来を目的を達成させるために引いてみようとするが――― 「うお! 開かないっ!?」 これまたどんだけ力を入れて引いてもびくともしません先生っ! もしや鍵が必要とか!? それかレミリアが嘘ついたかなのかっ!? お、落ち着け。もちつけ。そういえば餅食べてないなー。 ……って、違う違う。落ち着くんだ。 とりあえず辺りを見まわしてみよう、もしかしたらヒントがあるかも試練。 左よーし。 右よーs…………元凶発見。 そしてその極悪な元凶ちゃんはドアが開かない様にドアによりかかってこちらを見ていた。 「なにやってんだお主は……」 「あなたの邪魔」 「……何故?」 レミリアの理不尽は初めてではないがやっぱり訊きたくなる。 っていうか理不尽なまますごすごと帰ってたまるか。 「妖怪を舐めちゃ駄目よ。あなたなんてすぐ食べられるわね」 成る程、俺の身を心配してくれるのか。 初めて俺に気を使ってくれた気がする。 「食べられたらあなたの血が飲めなくなるもの」 前言撤回。 やっぱりコイツは自分勝手な我侭お嬢様だ。 しかし、どうせ無理やり行こうとしてもレミリアと俺の力の差なんて火を見るより明らかだ。 この状況は普通に変えるのが得策。 「はいはい解りましたよ」 外に出る理由も忘れちまったしな。 俺は踵を返して自分の部屋に戻ろうとした。 「待ちなさい」 が、やっぱりこうなるとは思っていたがレミリアに呼びとめられた。 勿論振り向かないのは礼儀的に咲夜さんに殺されるので、仕方が無く振り向いて問う。 「なんで?」 「私が外に出たいから付き合いなさい」 「一人で行け」 「一人じゃつまらないわ」 「じゃあメイド長と一緒に出りゃ良いだろう」 「咲夜は今忙しいらしいわ」 「じゃあ――」 「五月蝿い黙れさっさと行くわよ」 他の案を出そうとしたら凄い剣幕で止められた。 そして俺に反撃の隙を与えずに外に出てしまった。 ……我侭だなぁ。 散歩なんだけどレミリアと一緒に外に行くのが主流なのか? 正直困るだろ。 俺はそのまま帰ってやろうかとドアに手をかけかけて――― 「行くわよ!!」 本気で怒鳴られた。 ってな事でレミリアに無理やりに散歩に参加させられた。 ちなみに湖を越えるときは(強制的に)レミリアに運ばせてもらった どんな運び方だったかは教えられない。死んでも教えねぇ。 とりあえず現在は現在は森の中を歩いている。 なんでかって言うと、空を飛べない俺に配慮してかもしれない。 まぁ、飛べない奴置いて空飛ぶほど非情じゃなさそうだしな……。 森の中といえば妖怪がうじゃうじゃいると思うが、レミリアのお陰か妖怪は寄り付きさえしない。 それでも四方八方木ばっかりで俺としては薄気味悪い。 話をしようにも話題がなければ声も出ず、結局は無言で歩いている状況だ。 そしてなんとなく気まずい雰囲気があたりを支配する。 何が悲しくてこんな吸血鬼と薄気味悪い森の中を歩かなければいけないんだ……。 日ごろの行いが悪いせいか? いやいや神様。俺は普通に悪い事なんてせずにゆったり生きていますよ。 天罰下すなら目の前の吸血鬼にしてくれ。一応悪魔なんだし。 歩いていて気付いたが、結構蒸し暑い事に気付く。 まぁ夏だしな、仕方がないか。 「○○」 「な、なんだっ?」 突然の呼びかけにビックリしてしまって5mmくらい浮遊してしまった。 その上若干上ずって返答してしまった。ああ、なんか笑いの種になりそう。 「今日は何日か知ってるかしら?」 「何日かだって?」 なんでこの吸血鬼はそんな事を聞くのだろう。 しかしながら俺もここに来てからというもの年月とかは忘れてしまったので解らないと素直に答えた。 「そう。いいわ、別に期待してなかったし」 何気ない一言が俺の心を傷つける。 幻想郷に来てから何回心を傷つけられただろう。結構荒んでいる気がする。 そんな事もお構いなしだから困る。 「毎年この時期になると見えるのよ」 「何が?」 「上を見てみなさい」 と、いわれたので仕方が無く上を見てみると――― 「木だな」 暗いから良く解らないけど日が出てきたら青々とした木と枝が見える事が大いに予想がつく。 「そうじゃなくて…………ああもう、ここからじゃ見えないわね」 そう言ったレミリアは俺の手首を掴んで一気にスピードを上げて前に進んだ。 前に言った通り、俺は普通の人間だ。 そんな普通の人間が吸血鬼のスピードに絶えられるわけが無く、つまりは――― 「痛い痛いもげ、もげるからレミリアさん聞こえているけど無視してどんどん速度上げてるでしょてめぇこら止まれぇぇぇぇぇぇ!!!」 俺の腕が千切れそうになったとさ。 「はい、着いたわよ。上見て」 着いた場所はなだらかな斜面の草原が広がる一種の丘だった。 なんでレミリアはこんなところを知っていたのだろうか。 それよりもこの腕の痛みはなんとかならないのかな。 「し、死ぬ、千切れる。……てめぇ、絶対殺す……」 俺がブツブツと呪詛を呟きながらレミリアの支持通り上を見ると――― 「……うぉ」 それまでの怒りやらなんやらが吹っ飛ぶぐらい綺麗な――― 「凄いでしょ?」 俺の元いた場所では想像できないほど綺麗な星空と天の川だった。 「……ああ」 久しぶりに天の川。 これを見てぎゃーぎゃー騒いでたのが前の俺なんだよな今の俺は家に引きこもってるから困る。 少し俺の心が洗われた景色だった。 「まぁあなたの事だからこの時期でさえ空が見えないところで寝ていたんでしょうけどね」 そして洗われた部分をさらっと傷つけるのがここの吸血鬼だ。 「成る程、レミリアが散歩しようとした理由がわかった」 「……っていうか、私が運んでいるときには見なかったのかしら?」 「怖くて下ばっかり見てましたが何か? 上見たら負けかなぁなんて思ってた」 「そうね、多分あなたが上を見たら思いっきり下に投げてたわ」 そんなことで人間版スカーレットシュートしないでくださいな。 血が吸えなくなるから外に出るなっていったのは誰だよ。 「で、俺を強制的に外に連れ出したのはこれが理由か?」 「咲夜には結構見せたからね。どうせあなた見てないと思ってたし」 「失敬な、ガキの頃は見たぞ」 「ってことは最近は見てないって事でしょ」 なんて他愛な話を座って空を見つづけながら言い合う。 こんな雰囲気が続いたら良いなーって思っている俺がいた。 適当に喋って、嫌だけどまたあの運び方で紅魔館に戻って、また明日って感じで。 「○○」 けれど、ゆったりムードの雰囲気もそう長くは続かなかった。 原因は別にパララッチな天狗でもナイフが怖いメイド長でも俺の歌を聞けーな夜雀でもなんでも無い。 すぐ近くにいる吸血鬼だ。 突如視界が吹っ飛んだと思うとドスッという鈍い音と共に背中と頭に痛みが走り、目の前に写る景色が突如変わった。 その景色とは、レミリアの顔だった。当然目線が合ってしまう。 肩にはレミリアの手がかなりの力で乗っているため、俺は置きあがれずに逃げ場が無くなってしまった。 良く見ると普段青白い顔が若干紅いような気がする。 「前から思っていたんだけどね……」 そう言ってレミリアは一旦言葉を噤んだ。 その一瞬で俺の心臓の鼓動がかなり早くなった。 なんで俺が緊張せねばいかんのだ。 「私はあなたに前から興味を持っていたの。食料以外でね」 「……興味?」 思わず聞き返してしまう。 ああ、なんか言いたい事が解ってしまうと顔が赤くなるな。 視線を逸らしたいけど逸らしたら何言われるかわからないからそのまま固定。 「それで、何故かと色々と考えをめぐらしていたら答えについたのよ」 俺の質問を無視するのは故意ではなくて気に出来ないほど緊張しているからだとは思う。 思いたい。思いつめたい。小一時間思いつめたい。 「○○。私はあなたが好きみたい」 言いやがった、この吸血鬼。 心臓がかなり早いスピードで脈を打っているのが解る。 慣れてない事はどうしても駄目だね。 「あなたは私の事をどう思っているのかしら?」 うおぃ、返答聞かれちゃったよ! なんて答えれば良いんだ? いや、自分に正直になればいいんじゃないのか? 正直に答えるとなると…… 『……我侭で傍若無人、とりあえずはかかわり合いたくない相手』 ってなるじゃないか! し、死亡グラフ確定!? 却下! でも嘘ついても見破られる気がしないでもない……。 「ちなみに恋心としてだから。解ってるわね!?」 どうやら考えている事を読まれしまったらしく若干怒り気味で言われた。 はて、恋心? そう言えばそんなの生死の境を毎回いったりきたりの毎日じゃそんなこと考えられんわ。 さて今は安全なので考えてみよう。 気付いたら傍にいるのは誰だ? ふとした時に思い出すのは誰だ? ……決まってるじゃないか。半強制的だがな。 「恋心かどうかはわからないが……、気付いたらレミリアと一緒にいて気付いたらレミリアのことを考えている事が多い。 多分、お前の事を意識しているとは思う」 「なんか微妙な言い方ね……。まぁ、あなたが何時も憎まれ口を叩いているのもわかるけどね」 そいつは驚きだった。また別の意味で心臓の鼓動が早まる。 ついでに冷や汗も。 「だって言うじゃない? 嫌よ嫌よも好きのうちってね」 いや、そうなのか? 俺にそれは適用されるのか? ファンだ。違う、不安だ。 「でもね、そんな曖昧な言い方じゃ駄目」 結局却下されちゃったみたいですわ奥さん。 はいはい解りましたよ。薄々は俺も気付いていたし、曖昧な答え方でなんとかなるかなって思ったけど駄目みたいですね。 「レミリアが好き……みたいだ」 最後の言葉は俺の精一杯の抵抗。 でないと心臓が破裂してあたり一帯がスカーレットな状況になってしまう。 「また曖昧だけど大体解るから許してあげるわ」 ……ひょっとして、俺に好きと言わせるまで何回も訂正させる気だったのか? そういえばこんな大胆なレミリアは初めて見るな。気付くのが遅すぎるか? 「……そういえば。なんで七夕を選んで、しかも俺をここまで連れていってまでしようとしたんだ?」 「ここなら多分見つからないと思うし、織姫と彦星が一年に一回会える時期、妖怪と人間の境界も越えられるかもって思ったのよ」 おうおう、ロマンチストだな吸血鬼よ。 まぁ関係無いけど粋な計らいだ。 「じゃあ誓いの……」 なんか色々吹っ飛んでいる気がするんですけど先生ー。 いきなり誓いのうぎぎなんて早すぎる。 ちょ、今ここで? ってか逃げられんっ! 別に嫌じゃないけど助けてっ! 「吸血を」 ……まぁそうだろうと思ってたさ。 なんか泣ける。 仕方が無い、せめてもの抵抗でもしてやろうか。どうせ無理だろうとは思うけどさ。 「ちょっと待て、今やる気か? 帰ってるときに血が無くなったらどうするんだお前はー!? うわ、無視かっ! 非情だっ!」 なんて抵抗も空しくレミリアは首筋に顔を近づけたその時――― 「あははははははっ!!! だ、駄目死ぬわっ! これはっ!!」 凄まじく場違いな笑い声がした。 気付いたら俺はレミリアの部屋で机に突っ伏していたわけだが、そこに居たのは――― 「だ、駄目ですよお嬢様。○○が起きてしまいますわ」 けっこう顔が引きつっている咲夜さんと――― 「いいえ、もう手遅れの様ね。……プッ」 最後のほうでたまらず噴出してしまったパチュリーと――― 「もう、ちょ、っと、見れるかと、お、もったん、ですけ、どね」 笑いを堪えているのかで途切れがおかしくなっている小悪魔と――― 「あははははは! あははははははは!」 無茶苦茶に笑い転げているレミリアが居た。 ……はい? 状況が掴めませんが、俺は先程吸血されそうになったはずじゃないのか? キョトンとしていると引きつったままのパチュリーが答えを教えてくれた。 「こ、紅茶を飲んだのは、覚えているかしら?」 「紅茶?」 えーっと、紅茶なんて飲んだかなぁ……。 過去を振り返ろう、どうせ浅い時間だろう。 紅茶……確かに飲んだな。その後……の記憶が無いんだが。 「アレは睡眠薬入りの紅茶よ。私特性の」 思いっきり引きつっている顔のままパチュリーがまたもや教えてくれた。 ってぇことは? 「あなたはずっと夢を見ていたわけ。それを私の水晶球でウォッチしていたの。勿論内面描写もろもろね」 「あははははは!」 成る程、どうりでレミリアがいつもより変だと思った。 っておい、内面描写って事はだ、俺が夢の中で見ていたことやらなんやらが全部? 包み隠さず? ここの面々に見られたわけで? ああなるほど、だーから皆笑っているわけかぁ。 成る程成る程。 どうやら解ってきた俺を見て更に全員それぞれに横を向いて口を抑えたり、余計引きつったり、余計に笑い転げたりしていた。 くあっ! 首吊りてぇっ! 「首吊ってくる!!」 有限実行とはこのことだね。俺ってば素晴らしい。 なんて焦りながら自分を褒め称える。 「まぁまぁ落ち着いて」 「これが落ち着いてられるかっ! 今から俺はここにいる全員を根絶やしにするか幻想郷から出たりしない限り俺の安眠は無い!」 自殺が駄目なら外に漏らさなければ良い。 そう考えた俺は、そこらへんに偶然あった新鮮な長ネギを二本持って謎のフィンランド語の歌を口ずさみつつ身構えた。 「レミィが無意味にこんな事をすると思う?」 「思う!!」 「……レミィ、彼からの信頼無いわね」 「あははははは! だって、からかうのが、面白すぎて、あははははは!」 「オーケー、今から閻魔のところまでぶっ飛ぶがいい」 「落ち着きなさい。今の状況でもあなたがレミィと戦って勝てる見込みは無いわよ?」 「…………う」 そりゃそうか、吸血鬼と人間だしねぇ。 しかし長ネギは下ろさずに構える。その気になれば誰か一人くらいは……無理だけど、とりあえず下ろさない。 「レミィは私に聞いてきたのよ。効率良くあなたの気持ちを知れないかって」 「……仮にその話が本当だとしても、レミリアが俺の気持ちを知ろうとする理由が思い当たらないが」 「……呆れた」 引きつった顔のまま言われても困る。 ちなみにレミリアは未だに笑いつづけている。 時折俺の内面描写の一部をブツブツと言った後また笑ったレミリアを見ると、やっぱりコイツは極悪だなと解る。 「ついでに私はこう答えたわ。他人の気持ちを知るならばまず最初に自分の気持ちを言うべきだってね。 でもね、レミィはそれを聞いたときに自分からは言えないって言ったわけ。で……」 「この作戦が採用されたわけか」 「そう」 なんか卑怯な気がする。自分で言えってのに……。 「拒否されるときにレミィはどう対応すればいいかとか解らなかったんじゃないかしら?」 さらっというあたりさすが友人だ。 レミリアが居るにもかかわらず言ってのけるところ、笑いで状況判断ができなくなったのだろうか。 と、今更ながらある事を思いつく。 「ってことは、レミリアが夢で言った事は?」 「若干捏造はしたけど大体は本当よ」 うへぁ! そいつは知らなかった。 いや、知らなくて当然か。今言われたし。 そういえばここはレミリアの部屋だな、うん。 なんで呼び出されたんだっけか。たしか、重大な話があるっていってたっけ。 ……なんとなく、未来がわかった気がする。 ここで俺がやることは一つ、逃げねば。 「く、国に帰らせていただきます!!」 そう言ってダッシュはしないにしろ早歩きでドアへと向かう。 そしてドアノブを捻って思いっきり押したが――― 「あ、開かないっ!?」 夢の続きかっ!? 押しても引いても開かないってどう言う事ですか先生っ!! もしや思って振り向くと、レミリア以外の三人が居ないじゃないか。 ……閉じ込められた? 部屋には俺とレミリアだけが取り残された。 レミリアがもう笑っていないせいか俺が喋ってないせいかはたまた両方か、部屋が物凄い静寂に包まれていた。 「○○」 と、レミリアが突然話しかけてきた。 少々ビックリしたので声が上ずってしまわない様黙る。 「私はあなたのことが……好きよ。あなた、は?」 真っ赤になって答えるレミリアがそれほど近くない距離からでも解る。 元が青白いからそのぶん変かがわかりやすいって事だな。 で、質問の答えだが。もう言ったはずだ。 まぁ言わなければいけないんだろう、しょうがないから言ってやろうじゃないか。 「俺は……レミリアが好き、みたいだ」 夢と似たような答えにレミリアは少し笑って夢と同じ答え方をした。 「また曖昧だけど大体解るから許してあげるわ」 どうせなら俺も乗ってやることにする。 「……そういえば。なんで七夕を選んで、しかも俺をここまでやってまで確かめようとしたんだ?」 「織姫と彦星が一年に一回会える時期、妖怪と人間の境界も越えられるかもって思ったのよ」 本当なのだろうか、まぁ捏造込みって言ってたし。嘘かも。 「じゃあ誓いの……」 と言った瞬間ベッドに投げ飛ばされてしまった。 ……ちょいまち、この状況ってことはこうなるわけで? 「吸血を……」 「うおい! ここまで再現する気なのかっ!? それともなにか、俺が見たのは予知夢だったのか!?」 「ふふふ、どうかしらね」 「話せば解るっ!」 「嫌よ嫌よも好きのうち、でしょ?」 「それはお前が言った事だろ! お、鬼! 悪魔!」 「私は吸血『鬼』で悪魔よ」 「じゃあ豆は弱点だなっ!」 と、まぁよくわからんことをグダグダ言っている間に月明かりや天の川やらに照らされて出来た二人の影は変わった形で重なり合いましたとさ。 ちなみに、俺の夢については他言したら撲滅とレミリアと俺で決めた。 ……いやはや世の中はどうなるかわかりませんねぇ。 彦星と織姫みたいな関係にはなりたくないけど、こちらもどうだか。 「なんか言った?」 いや、なんにも。 なんでお前なんかを好きになったのかなーなんてこれっぽっちも思ってないよ。 「……ふうん。どうやら現実でもう一度、今度は全員の前でやる必要があるようね……」 おうち、つい調子に乗って本音を言ってしまった! レミリアストーップ! 話せば解る! だからアレは勘弁! 絶対止めて! 頼むから! お姫様抱っこは死んでもやめてくれっ!! Hoppy End? ─────────────────────────────────────────────────────────── 4スレ目 652 窓から一条の光が差し込む薄暗い部屋 彼女はその光に腕を差し出し その深紅の瞳で俺の眼を射抜いていた。 「吸いなさい。それだけで貴方は永遠の命を得ることが出来る」 「私と共に歩んでいく命を得ることが出来る」 「でも、それは何よりも深い闇の道を歩むと言うこと」 「死よりも辛い時間という流れを歩むと言うこと」 「それでも、私を愛していると言うのなら」 「私を求めると言うのなら」 「今ここにその覚悟を示しなさい!」 「人を捨て、光を捨て、私を手に入れて見なさい!」 何と言うか・・・ 私の願望?というか、こんな事をレミリアに言われてみたいな~とか 思っていたら出来上がってしまった妄想文です。 もう一つ、弱いレミリアVerを考えているんですが 投稿しようかどうか迷っています。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 4スレ目 696 「まぁ……お前が運命を操るとかいう以前に、俺はお前が好きだったって ことなんだろうな」→レミリア ─────────────────────────────────────────────────────────── 4スレ目 844 いつのまにか、自分は家の窓から満月が映える空を見上げていた。 どうも、自分は寝ぼけているようだ。頭がすっきりしないし、今まで何をしていたのか思い出せない。 ただ、気付いたら満月をずっと眺めていた。 まぁ、これも暑さと暇な所為だろう。そう思って、その晩は結局そのまま床についた。 しかし、翌日になっても、この不思議というより、困った記憶の感覚はひきずったままだった。 昨日の事がさっぱり思い出せない。いや、それだけではない。昨日より前の日の出来事も所々忘れているようだ。 どこか出かけた事は覚えていても、どこに向かったのか、何をしたのか、誰と会ったのかが抜け落ちている。 深く考え込みながら過ごしているうちに、今日も夜が来た。窓から見上げた月は少し欠けていた。 ふと、視線を周辺の木々へと移すと、そこに見慣れない人の影があった。よくは見えなかったが、 月明かりによって見えた姿は、大きなリボンのついた帽子を被り、髪は長く青みがかった銀髪の少女だった。 その直後、自分は幻想のようなものを見た。一人の男と、さきの少女のような人が話をしている。 けれど、その二人の表情はよく分からなかったが、どこか悲しそうであった。そして、少女は目元に光を残して去っていった。 同時に幻想はゆっくり、うっすらと消えていった。現実に戻った自分の目の前に、あの少女は居なかった。 あの夢のような、幻は何だったのだろう。ただ、この光景は知っているような気がした。そして、胸が押しつぶされそうな感覚を受けた。 思わず顔を俯かせる。すると、自分の手のひらに涙がこぼれ落ちた。そして、一言口にした。 「君は・・・誰?」 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/pcwars/pages/43.html
属性:飛行 種族:鬼 価格:20000P 移動力:9 射程:1 攻撃力:11 防御力:6 最大SP:60 備考:敵ユニット破壊時体力回復 生産可能ショーグン:レミリア、パチュリー、咲夜、霊夢、アリス、チルノ、美鈴、萃香、文、 早苗、橙、藍、紫、うどんげ、輝夜、フランドール、香霖 紅魔郷6面ボス。 移動力、攻撃力、防御力どれもが高レベル。元ネタでいうところの重戦車と戦闘機を足したような優秀なユニット。 近接か飛行ユニットなら大抵は先手を取ればほとんど反撃ダメージを受けない程度には強い。20000P払う価値は十分にある。 前線で暴れさせるなり後方を奇襲したりと活躍の場は広い。ただし弾幕攻撃には弱いのでその点にだけは注意。 固定砲台系に張り付いて削るのは良いが、反撃可能な移動後攻撃弾幕ユニットには思わぬダメージを受けることがある。 v0.7で最大SPが-10と微減した。 DX版からは敵ユニットを倒したとき、HPが回復するようになった。
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/650.html
レミリア11 新ろだ232 暖炉の火がパチパチと音を立てる、紅魔館の大広間。 「クリスマスの予定?」 クリスマスの数日前、夕食に呼ばれて来ていた僕の質問に、レミリアさんは目を丸くした。 何も予定がないなら一緒にどこかへ、と思い、思い切って聞いてみたのだが。 「何を言ってるの、クリスマスは我が家で家族と過ごすものでしょう。 私の場合は、紅魔館で咲夜やパチェと」 がっくりと肩を落とした僕に、レミリアさんは楽しそうに笑いながら言葉を続ける。 「だから○○、貴方もイブからいらっしゃい。私の大切な想い人だもの、家族も同然よ」 「……レミィったら、またずいぶん見せつけてくれるわね」 二人きりでいたいという気持ちよりも、それだけ受け入れてもらえていることの嬉しさが勝った。 「まあ、どこぞの大工の誕生日を祝う義理もないけれどね。季節の祭りとして楽しむには悪くないわ」 不敵に微笑むその顔は、まさしく悪魔だ。 美しく、威厳に満ちた、幼い悪魔。僕は彼女に畏敬の念を感じるとともに、すっかり惹きつけられている。 「ところでお姉さま、今年もサンタさん来てくれるかな?」 フランちゃんがわくわくしてしかたないといった顔でレミリアさんに尋ねる。 「そうね、きっと来てくれるわ。フランはもう手紙は書いたの?」 「うん、お姉さまは?」 ああ、お姉さんしてるなあ。僕はいつごろまでサンタクロースを信じていただろうか。 「ええ、私も書いたわ。咲夜、メイド達には手紙を書かせたかしら?」 「はい、既に回収してありますわ」 「それは何よりね。当主の不手際でサンタさんに来てもらえないメイドがいては紅魔館の沽券に関わるもの。 ……ところで咲夜、私の手紙読んでないでしょうね?」 「読んでませんとも。ちゃんと届けておきますから、ご安心ください」 ……何だか違和感が。 サンタについて話しているレミリアさんの雰囲気は、 フランちゃんに気付かせないように、という感じではない。 それにしては目がきらきらしている。 「○○は人間だから……もうサンタさんが来てくれる歳ではないかしら?」 ふと我に返ったようにこちらを見たレミリアさんが問いかけてくる。 どう答えたものかと思案する僕に、咲夜さんがそっと目配せした。 お茶を濁すような答えしか思い浮かばなかったけれど、慌てて口を開く。 「……そうですね、さすがに僕はもう」 「残念ね。生きた年月だけなら私の方がずっと上なのだけれど」 心から気の毒そうに、レミリアさんが言った。 「サンタクロースって幻想入りしてたんですか」 「そんなわけないでしょう」 一蹴された。まあ、そうだよな。 「……咲夜がここへ来てしばらく経った頃だったかしらね、レミィがサンタについて知ったのは」 帰り際に寄った図書館で、僕は咲夜さんとパチュリーさんに話を聞いていた。 「『私のところには来たことがない』と仰ったお嬢様があんまり悲しそうだったから、 『きっと手紙を出してなかったからですよ、今からでも出してみては』って言ってしまって」 「私もつい『レミィは吸血鬼としてはまだ幼いんだから大丈夫じゃないの?』って」 「私やパチュリー様、美鈴はもうサンタが来ないぐらい大きくなったから、ということで納得していただいたのだけれど」 「メイドさん達の分は用意することになったわけですか」 さっきの会話を思い出し、合いの手を入れる。 「そう。妖精メイド達もなんだかんだで信じてはいるようだから、緘口令を敷く必要はないけど…… お嬢様と妹様と、住み込みのメイド山ほどのプレゼント、毎年眠ったところを見計らって、時間を止めて配っているわ」 「……お疲れ様です」 外の世界にいて、まだ小さかった頃、僕の両親もこんな苦労をしたのだろうか。 「それでね、○○。貴方にはクリスマス特別任務を与えるわ」 パチュリーさんが意を決したように口を開く。 どうも愉快犯的なところがある気もするけれど、 ちゃんとあれこれ動いているあたり、友達思いなのだなと思う。 「特別任務、ですか」 「咲夜の苦労を少しでも軽減するために、それと私からもレミィにプレゼント、かしらね」 「無理に付き添ってくれなくてもいいのよ○○」 「いえ、僕もサンタに会ったことがないので、ここで待ってれば会えるかな、と」 イブの夜。僕はレミリアさんの部屋にいた。 吸血鬼であるレミリアさんにとっては、普段ならこれからが活発に動く時間帯だ。 だがサンタというのは寝ている子のところに夜プレゼントを置いていくものだ、と聞いているらしく、 ふかふかした冬用のパジャマを着たレミリアさんは、既にベッドに入っている。 とはいえ、普段起きている時間になかなか寝付けるものではない。 去年までは眠れるまで咲夜さんが付き添っていたそうだが、それではなかなかプレゼントを配ることができない。 どのみち時間を止めるとはいえ、余裕を持ってプレゼントを配れるように、今年は僕がレミリアさんに付き添うことになったのだ。 「それに……」 「?」 「二人っきりで過ごせるのも、ちょっといいかなと思って」 「……そうね」 後者については本心からの気持ちだ。 寝室に二人でいるからといって、別に何をするわけでもない。 ベッドサイドに腰掛けて、布団の中のレミリアさんと他愛もない話をしながら、レミリアさんが眠れるのを待つだけだ。 ベッドの支柱を見ると、ずいぶん大きな靴下がぶら下げてある。いったい何をお願いしたんだろう。 「じゃあ、私が眠っている間にサンタさんが来たら、よくお礼を言っておいてちょうだい。 フランやメイドたちの分も含めて、毎年苦労をかけていると思うから」 「わかりました、無事会えたら伝えておきます」 咲夜さんに、になるが、後でちゃんと伝えておくことにしよう。 「ねえ○○……」 「なんですか」 そろそろ眠気が差してきたらしく、小さくあくびをしながらレミリアさんが言う。 「今すぐそうなってくれ、というわけではないけれど…… いつか私がサンタさんからプレゼントをもらえないくらいまで大きくなって…… その時も、貴方は私の側にいてくれるかしら?」 その言葉の意味するところをしっかりと理解した上で、肯く。 何しろ五百歳で今の姿なのだ。 ただの人間のままなら、レミリアさんが成長する頃には僕はもうこの世にいないだろう。 「許してもらえるのなら、ずっと、ずっと側にいたいです」 ただの人間をやめてでも。ただの人間として生き、死んでいくことがどんなに尊ばれていても。 「……そう」 レミリアさんは満足そうに笑うと、布団の中から優しく手を差し出した。 「私が眠るまで、手を握っていてくれるかしら」 差し出された手を、両手でそっと包み込む。 目を閉じたレミリアさんは、しばらくして寝息を立て始めた。 ふと我に返る。窓のない部屋なので朝日が差し込んでくるわけではないが、 おそらくは朝だ。どうやら僕も寝てしまったらしい。 レミリアさんはまだ眠っているらしく、静かな寝息が聞こえてくる。 傍らの靴下には結構な大きさのプレゼント箱が入っている。 咲夜さん、いい仕事してますね。 「んー……○○、サンタさんは?」 「……すみません、僕も寝てしまいました」 「そう……残念ね」 「はい、でもプレゼントはちゃんと届いてるみたいですよ」 その言葉を聞いて靴下に目をやったレミリアさんの表情は、ぱっと輝いた。 「開けてみたらどうですか?」 「そうね……ああ、ちゃんと頼んだとおりのものだわ」 「日傘、ですか?」 箱から出てきたのは、日傘だった。普段外出の時に使っているものよりも幾分大きい。 「ええ。昼間に貴方と外に出る時に、少し大きめの日傘があるといいかと思って。 ほら、その……相合傘、とか」 頬を染めてこちらを上目遣いに見るレミリアさんを見て、何だか胸が熱くなるのを感じる。 と、いけない、渡し忘れるところだった。 「あの……これ、僕からです」 小さな箱を取り出す。サンタクロースにはかなわないけれど、せっかくクリスマスなのだから。 「……開けてもいいかしら」 「どうぞ、ささやかなものですが」 笑みを浮かべながら、レミリアさんは箱の中身を取り出した。 「これは……ブローチね」 香霖堂で綺麗な紅い石を見つけたので、つてを頼って細工してもらったブローチ。 価値、とかはわからないけれど、それでも何かプレゼントを贈りたかった。 「ありがとう、大切にするわ。 ……ところで○○、ベッドの下に袋が置いてあるから取り出してくれる?」 「はい、これですね……よいしょ、と」 何か色々と入っているらしいその白い袋はずいぶんと大きく、まるでサンタクロースが背負っているような…… 「咲夜達にはもうサンタさんが来ないから。代わりに当主の私からプレゼントをあげるのよ。 今年は貴方にも手伝ってもらおうと思って」 ベッドから降りたレミリアさんは、ドアの方に向かった。 袋を担いで後に続く。 「咲夜に、パチェと小悪魔に、美鈴に……」 指折り数えていたレミリアさんは、不意に大輪の花のような笑顔で振り向いた。 「○○、ちゃんと貴方の分もあるからね」 「……ありがとうございます」 「さあ、出発しましょう」 幻想郷に来て初めてのクリスマスの朝。 愛しいサンタクロースに付き従い、プレゼントを配りに行くのはなかなか幸せな気持ちだった。 ─────────────────────────────────────────────────────────── れみりあといっしょ 或いは『夢見る少女じゃいられない』(新ろだ239) ふと。 手に触れた冷たい感触に、少年は目を覚ます。 いつもと同じ暗いばかりの夢から目覚めても、そこはやはり闇。ただ違うのは、窓から差し込む半月の飛沫に包まれた、柔らかい闇だった。 自分の左手があるはずの方向へ、胡乱な意識のまま頭を巡らせる。 飛び込んできたのは、白磁の肌に、蒼白の髪、そして爛と輝く、紅玉の瞳。 「……お嬢様、どうかしたんですか」 視界に結ばれた見知った少女の像に、少年は声をかけた。 少女は──レミリア・スカーレットは何も言わず、彼の手の平を自分の頬に宛がっていた。 レミリアの体温は人のそれより遥かに低く、だが冬の夜気よりは幾許か優しい。 「──夢を」 うっすらと開けた目を夢見るように泳がせながら、レミリアは言う。 「夢を、見たの」 今ここにいるレミリアを、少年は知らない。 少年にとってレミリア・スカーレットという少女は──少女の姿をした吸血鬼は、傲岸不遜で高潔で、しかしどこか子供じみた仕草を見せる、そういう人物だった。 けれども。今の彼女は、孤高なる狼の王というよりも、今すぐにでも霧になって消えてしまいそうに弱々しく見える。 「お前が死ぬ夢だったわ。お前はまるで眠っているかのように死んでいたの。 腐ることも枯れることもなく、ただ真っ白な部屋の中で真っ白なシルクの上に横たわっていた。 そこには私とお前しかいなくて、私はお前に薔薇を捧げた。真っ赤な真っ赤な血の色をした薔薇を捧げた。 けれどもお前ときたら、まるで冬の月のように真っ白な肌をして、目を覚まそうとはしなかった。 とてもおかしな話。そこでは、私とお前は同じ温度をしていたのに、私だけが動いていて、お前は死んでしまっていたの」 歌うようなレミリアに、少年は返す言葉を持たなかった。 それは、夢語りをするレミリアの姿が、彼の知るレミリアからあまりにかけ離れていたからだった。 「お嬢様……」 そう言葉を搾り出しても、続く言葉が出てこない。 何より、どう言葉をかけて良いのかも、まだ幼い彼には分からなかった。 怖い夢を見ることくらい、誰にだってあることだろう。ただそれは、彼の中のレミリア・スカーレットと、どうしても結びつかない。 悪夢ゆえに、こうして夜中に人の部屋を訪れることも。 吸血鬼である彼女が、少年が死ぬことに恐怖するという、それ自体にも。 「どうして、ここに?」 それが少年が出せた問いだった。 少年は、レミリアの『私物』として紅魔館にいる。 記憶も何もかもを喪っていて、湖畔に浮かんでいたところを拾われ、とても珍しい血液型の持ち主として、レミリアの舌を満足させるためにいる。 拾われてから、つい昨日、一年が経った。 その時間の中で彼が知ったレミリア・スカーレットという人物は、少なくとも、人前で弱音を吐くような性格ではなかったと思う。 レミリアもまたそれを自覚しているのか、くすくすと笑った。 「そうね、どうかしているわ。お前程度死んだところで、私の何が変わるというわけでもないのに」 少年は、この幼い吸血鬼のモノだ。その事実は変わらない。 それは両者が正しく認識している。普通の人間なら到底受け入れられる関係ではないが、生憎と少年には何もない。 産んでくれた母親も、十と少しの歳月を過ごした環境もあるはずだが、それらは全て彼の中から喪われた。 だから少年にとって、自分と同じ背丈のこの真白い吸血鬼こそが、世界の中心だった。 一年間生きてきて、色んなことを学び、それでもなお。 ここがまともな人間の住む場所ではないと知って、それでもなお。 どうしてかと言えば、それはきっと──とても簡単な、一つの理由。 「でもね、夢を見て、目覚めて──どうしても、お前の顔を見たくなった。 お前がまだ生きていることを確かめたかった。 ついでに、この喉の渇きを癒そうと思って、ね?」 ツゥと伸ばされた手が、少年の寝巻きのボタンを弾き、首筋を露出させる。 そこには二つの小さな傷痕が残っている。レミリアが少年の血を飲むときに、いつも牙を突き立てる場所だった。 「ああ、でも、どうしたことかしら」 傷痕を、ゆっくりと、優しく──まるで愛でるように、レミリアは愛撫した。 「今はもう、お前の味が、全然美味しそうだとは思えないの」 そう口にする吸血鬼は、笑っていながら泣いていて、喜びながら悔やんでいて、その全てを押し殺すように、表情を歪めた。 何にかは分からないけれど、苦しんでいるのだと、少年は思った。 だからどうにかして、それを取り除いてやりたいと思った。 「うまく、言えないと思いますけど、いいですか?」 「良いわ、言いなさい」 許可を得て、はい、と頷いてから、 「あの、僕は──咲夜さんもですけど──人間だから、きっとそのうち死んじゃうと思うんです」 「……そうね」 「それは仕方のないことで……えーっと、その前に、僕って、死んでもどうでもいい存在ですか?」 「……だったら私はここに来ていないわ」 少し憮然とした表情で、レミリアは応えた。心外だ、と言わんばかりに。 しかしそこまで言ったところで、はたと何かに気づいたように表情を変え、 「ええ、でもそうだということは、そうなんでしょうね。どうでもよくは、ないのよ、もう」 「あ、それはありがとうございます」 「いえいえ」 少年に釣られるようにレミリアまでもが頭を下げてから、 「いやそういうことじゃなくってですね」 「ええ、そういう話ではなかったと思うわ」 仕切り直し。 「えっと。僕は多分、そのうち死にます。 絶対に、ってわけじゃないですけど。死ぬのを、ずっと先にすることだってできると思いますし」 「そうね」 レミリアは吸血鬼だ。人の血を吸い、自らの眷属とすることができる。 そうして生まれた吸血鬼は、既に五百年を生きたレミリアと同様、途方もない長寿を得ることができるだろう。 「……私の眷属になるつもりは、ないの?」 そう、レミリアは口にした。 それを言うことは、彼女が本音を吐き出したのと同義だった。 ヒトである少年を、自らと同じ存在にしてまで生かそうとしているのだから。 咲夜にも以前、同じようなことを言ったことがある。そのときは断られ、レミリアも受け入れた。 それが自分と咲夜の最も正しい関係であると、レミリアが思ったからだ。 でも、今はどうだろう。 「ええ、そうよ、きっと怖いんだわ、私」 レミリアは少年の手を離し、代わりに両手で包み込むように頬に触れた。 「お前がいなくなるのが怖いの。私の時間の五百分の一しかないお前がいなくなるのが、とても怖いのよ。 どうしてだかは分からない。でも今は、眠るのが怖い。またあの夢を見てしまうのが、怖い」 少年は、ただの少年だ。珍しい血液型という以外には、何の変哲もない。 この感情の名を、レミリアは知らない。ただ、とても大切にしたくて、だから、喪われてしまうのが怖い。 「お前は私と同じ時間を生きてくれる? 私の永遠に近い旅路についてきてくれるの?」 声は哀願するようであり、強制するようでもあった。 普段ならば、少年がレミリアの頼みを拒むことはない。彼は彼女の所有物だから。 でも、今は。 「……僕はまだ、人間でいたいです」 真っ直ぐにレミリアの瞳を見つめて、そう返した。レミリアは、まるで最初から分かっていたとばかりに「そう」とだけ答え目を細めた 「でも」 「でも?」 「お嬢様とは、ずっと一緒にいたいです。……今は、それじゃダメですか?」 『まだ』は、『いずれは』と言い換えることもできる。 この一年、少年は一言も館の外に出たいとは言わなかった。ただレミリアの所有物であることを望み続けた。 それは彼が記憶を失くしていたからという事情もあったのだろう。 だが、最も大きな衝動は、彼がここで目覚めてから初めて見た、少女の姿。 横たわった自分を見下ろすレミリア・スカーレットを、『綺麗だ』と思ったから。 単に、鳥の雛の刷り込みのようなものだったのかもしれない。正常な触れ合いで獲得した感情ではなかったかもしれない。 けれども、彼はその理由だけで全てが足りているのだ。 「……そう」 今度は、レミリアは微笑んだ。処女雪のように柔らかな笑顔だった。 「そうね。あなたは人間で、いつか死んでしまう人間で、でもまだ生きている人間だものね。 ええ、そうね──仕方がないから、今はそれで満足してあげるわ」 そう言いながら、レミリアは顔を近づけていく。 血を吸われるときと同じ動作だったので、少年はなすがままそれを受け入れた。 だがいつまで待っても、皮膚を食い破る鋭い痛みはなく──代わりに、そっと唇に何かが触れる。 「…………」 何が起きたか理解できていない彼に、レミリアは悪戯っぽく微笑みかけてから、ベッドから飛び降りた。 「おやすみなさい」 そして返事を待たずに部屋を出て行く。 月光の薄明かりに浮かぶ顔には、心なしか、朱が差しているように少年には見えた。 と、そんなことがあったのが十年前。 「あの頃はまだ、あんな可愛い子供だったのにねぇ」 そう言いながらレミリアは、もう少年ではなくなった彼の肩に頭を寄せた。 時間が経つのは、早い。吸血鬼であるレミリアはそうでもないが、少年はおとなになった。 「ああ、そんなこともありましたね。今と同じような季節でしたか」 月明かりの差す窓辺で、二人は並んで椅子に座っていた。 何をするでもないこの時間を、たまらなく幸福だと、レミリアは思う。 「それで、目処は立ちそうなの?」 「ええまぁ、二、三年内にはなんとかしたいところですね」 「本当かしらね? もう少しパチェをつっついておくべきかな」 彼は現在、パチュリーの教えを受け、少しずつ魔法を学んでいる。 今はまだ『職業:見習い魔法使い』だが、いずれは捨虫の魔法を使って『種族:魔法使い』になるつもりでいた。 「そんなことしなくても、言えばいつでも眷族にしてあげるのにねぇ」 「まぁ、半ば意地みたいなものですけど。やっぱり、お嬢様と一緒にいるなら、自分で努力して並び立ちたいなって」 「別にいいけれどね。でも、本当に早くしてよ? 不老不死になったよぼよぼのおじいちゃんなんて、嫌よ、私」 「……いや、流石にそこまではないと思いますけど」 苦笑し、レミリアを抱き寄せた。 「大丈夫ですよ。パチュリー様も、ちゃんと教えてくれてますし。だから僕が魔法使いになったら、そのときは」 「ええ、そのときは」 手を、重ね合わせる。レミリアの左手薬指には、銀の指輪が光っていた。 鍍金とか錫入りとかそんなことはなく、純銀製だ。 「こんな、つけてるだけで痛いものまで嵌めてあげてるんだから……約束破ったら殺すわよ?」 「破りませんよ。でも結婚したら、もっと大きいのプレゼントしますからね」 「……意外と攻め手なのね、貴方」 言いながら苦笑しつつ、でも、とレミリアは空いている右手で、自分の下腹部をゆっくりと撫でた。 「本当、急いでもらわないと、どっちが先になるか分からないわ」 「滅多にあることじゃないと思うんですけどね……今までだって大丈夫だったんですし」 「どうかしらね? 何となく、そろそろかなぁって思うのだけれど」 「運命の糸が見える人が言うと、洒落にならないですよ、それ」 そうしてまた、二人で笑い合った。 紅魔館が上へ下への大騒ぎになるのは、これよりもうちょっと後の話。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 新ろだ319 「こんばんは、○○。まだ少し寒いけどいい夜ね」 「あぁレミリア、確かにいい夜だな。これで家の一部が吹き飛ばされてなければ暖かくいもっといい夜なんだが」 バレンタインだというのに仕事が入ってへとへとになってようやく寝ようといていた矢先、いきなり空より飛来した巨大な紅い槍に住居の半分が持っていかれた。 どうしてくれる、これでも建築にはえらく手間と金がかかってるんだぞ。 「じゃあ紅魔館に住めばいいじゃない。門番よりはマシな待遇をするわよ」 「遠慮しておくから我が家を直してくれ。つか何のようだ」 これでなんもないとか弾幕ごっこがしたいとかいいだしたら紅魔館のカーテンを全部奪ってやる。 「何もないわ。強いて言えば弾幕ごっこしにきただけかしら」 「よし、言いやがったなこのロリっ娘悪魔め。明日から朝日が拝めるようにしてやる」 「フフフ、冗談よ」 まるで悪戯が成功した子供のように笑うレミリア。まんまだな。 「1つ私のお願い事をきくか、死ぬか、どちから選びなさい。○○」 「えらく物騒な選択だな。というかどっち選んでも死亡しかなさそうなんだが?」 お願い事ときいてもロクでもない事が起こる予感しかない。 実際、何回か同じ様な事をきいて死にかけたり眷属にされそうになったり、嫌な記憶しかない。 「いいえ、今回は簡単なお願いよ。ね?いいじゃない」 「ね?って言われてもなぁ。まぁとりあえず内容は?」 なんだかんだ言ってもお願いを断らないのは俺の心が広いからだ。 決して、「ね?」の所でのレミリアのウィンクがかわいかったからではない。断じてない。 「流石○○、話がわかるわね・・・じゃあ目を閉じて?」 「えぇ~何する気だよ」 「いいから・・・お願い聞いてくれるんでしょ?」 はぁ・・・仕方がない。 「これでいいか?」 「・・・・・・・・・」 返事がない。ただの屍のようだ・・・って違うか。 「おーい、どうしたー?」 これってまさか新種の放置プレイですかー? ――――――――メキッ!! 「wwwwwwwwwwww!!!!」 「え?」 「・・・・・・痛いwww」 「あれ?あれれ??」 「レミリア・・・貴様・・・俺を亡き者に・・・する気か・・・」 顔になんか思いっきり刺さったぞ、しかも嫌な効果音つきで・・・。 「・・・・・・・・・」 おいおい、まただんまりかよ・・・。 一体何が刺さったのかのか気になり目を空けた。 「・・・なんだこれ?」 辺りに散らばった小さな茶色の破片。この甘い匂いは・・・。 「・・・チょコ・・・レーと・・・」 「はい?」 「○・・・○の・・・ために・・・・・・作って・・・咲夜に・・・教わって・・・」 ところどころ何を言っているのかはわからないが、大体の事情はわかった。 どうもバレンタインという事で俺にチョコを作ってきてくれたのはいいが、口に放り込もうとして加減間違って俺の顔面にぶち当てたらしい。 そして当のレミリアはさっきまでの笑った顔ではなく、ただ少女のように泣き出した。 「はぁ・・・」 全く、泣き顔は苦手だって前に泣き落としを使ってきた時に言っただろうに・・・しゃーないな。 ―――ポンポン、ヒョイ 下に落ちたからってほとんど土もついてないし大丈夫だろ、3秒ルールってある。 何より惚れてる相手が自分のために作ってきてくれたものをこのままにはできないな。 「ん~」 「・・・えっ?○・・・○?」 チョコレート独特の甘さが口に拡がる。 「うん、うまいうまい。やっぱり疲れている時には甘いものだな。ありがとうレミリア」 「ホント?ホントにおいしい?」 「嘘言ってどうすんだよ」 「だって・・・こんなになってるのに・・・」 またしゅんとなるレミリア。あぁもうまどろっこしい! 「なぁレミリア」 「何?○ま――――」 ――――――――チュ 「んんん~~~~!!???」 くちゅ・・・じゅる・・・ぶぢゅ・・・ 「$%&’()=~!!!???」 「―――――ふぅ、どうだ。これでも信用できないか?」 「え、ちょ、な、何をするの!!」 「あ?口で言っても信用しないから直接的に味あわせてやろうかと思ってな」 まさか奥義・口移しを使われるとは思わなかったようだな。 さっきまでの俯いた顔もどこへやら、これでもういつものレミリアだ。 ただし思いっ切り顔を紅くしているのを除けばだが。 「う、う~」 涙目になってこっちを睨んでくるが、怖くない。むしろかわいいもんだ。 「さてと、で、どうすんだ?帰るのか?」 「えっ・・・」 あ~もう、そこで寂しそうな顔するなっての。 「はぁ・・・じゃあ吹半分吹き飛ばされた我が家でよければ寄ってくか?ちょうどお茶受けももらったしな」 「えぇ!是非に!朝まで居させてもらうわ」 「りょーかい。こんな家でよければ、いつまででもどうぞ」 「じゃあ咲夜達も呼んで一生暮らそうかしら」 「おいおい、勘弁してくれ」 そんな事を言いつつも、きっと俺は断れないのだろうと思う。 ただ、いつかの日にここが第2の紅魔館と言われない事を願いたい。 まぁでも、この願いがどうなるかは今目の前で微笑む愛しき悪魔のみが知るんだろう。 「あっ、ねぇ○○」 「なんだー?」 「またさっきみたいにチョコ食べさせてね?」 「・・・・・・」 こりゃ今度から大変だ。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 新ろだ339 様々な調理器具が並ぶキッチン、いつもなら料理担当のメイド妖精がいるはずなのだがその日は違った。 何故かキッチンには包丁を握った少女が一人。そしてそれを不安そうに見つめる男が一人。 事の発端は今から数刻程前に遡る、館に居候させている人間でもある○○が釣りから戻ってきた。 いつもなら坊主でした等と言って笑っているのだが、この日は珍しく入れ食いだったようでバケツ一杯の魚を抱えて戻ってきたのだ。 館に住んでから○○の釣りの成果でこれ程の成果が出た事は無い。それだけに館のメイド達も引き篭もりがちの魔女もそれを喜んでいた。 中でも一際喜んでいたのは館の主であるレミリア・スカーレットであった。 ○○を館に住まわせているのもレミリアの判断である。 その理由を聞くと珍しい血液型をしているとの事であるが、彼がレミリアのお気に入りなのが本当の理由である。 「それじゃお夕飯はこの魚でフルコースで決まりね」 バケツの中の魚を見てメイド長の十六夜咲夜がそう言う。 「良いわね、楽しみにしてるわよ咲夜」 魔女のパチュリーは言いながら図書館へと戻って行ったが、声には期待の色が混じっていた。 バケツを運ぶようにメイド長が指示を出し、彼女もキッチンへと向かおうとした時だろうか。 「私が料理するわ」 ふいにレミリアからそんな事を言った。 その場にいた全員が唖然としていた。主人がおもだって行動する事などは極々一部に限られ、増してやそれが料理ともなれば尚更である。 「お嬢様、それはちょっと無理でしょう…」 「気まぐれでそういうのは止めておいた方が良いんじゃないかな、レミリア」 ○○と咲夜、二人から止めるようにと声があがる。 「気まぐれなんかじゃないわ、それとも貴方達は主人の命に逆らうのかしら?」 こう言われてしまうと二人ともこれ以上何も言う事は出来ない。 それに彼女が料理をすると言ったのも単なる気まぐれでは無い。 ○○が珍しく釣ってきた魚、この機を逃すと次に彼に手料理を振舞う機会など分からなくなる。 その気持ちが彼女を不得手な料理へと走らせたのだ。 「…分かりました。私は仕事をしていますので、何かあればいつでも聞きに来てください」 やれやれといった具合に咲夜がそう言い仕事へと戻っていった。 「じゃあ僕が手伝おうか」 「必要ないわ、私一人で出来るもの」 ○○の申し出を蹴るとレミリアはバケツを持ってキッチンへと向かった。 これがここまでに至る経緯である。 いざ包丁を握ってみたのは良いが、どうすればいいのか途方に暮れるレミリアがキッチンにいた。 気の遠くなる年月を過ごした彼女であるが料理経験などは一度も無い。吸血鬼であるからする必要が無いのも一つだが、従者が有能すぎるのも一つである。 「まずはこうかしら?」 そう言い、レミリアが包丁をまな板上の魚へと思い切り振り下ろした。 豪快な音と共に魚が豪快に飛び散る。 返り血やら肉片やらがレミリアを赤く生臭く染め上げていた。 入り口からそわそわと不安そうに見つめていた○○であったが、今ので不安が頂点に達してしまったらしく 「ああもう!レミリア怖くて見てられないよ」 そう言いレミリアへと○○が向かっていった。 「貴方、どうしてここにいるのよ!」 当然今まで見られていたなど分かっているはずも無くレミリアは驚いた。 「不安だったから、様子を後ろから見てたのさ。」 「ほら包丁の握り方がおかしいよ」 言うと同時に彼はレミリアの手を握り、包丁の握り方を教えた。 「え、あ、ちょっと…体が…それに手も」 「陣羽織みたいだけどこっちの方が分かりやすいだろ?」 ほんのりだが彼女の顔が赤くなっていることを○○は知らない。 「左手は猫の手にする」 「ね、猫の手?こうかしら?」 「違うよ、猫の手はこうするんだよ」 「知ってたわよ…そのくらい」 予定は大きく狂ってしまったが、彼女はこちらの方が幸せだと感じていた。 夕飯の時間までたっぷり時間はある。 レミリアの幸せな時間はまだまだ続きそうである。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 新ろだ340 「ふい~、今日はまあまあだったな。やっぱりこの時期は流入河川まわりを攻めると型物でるな」 魚篭を除きながら外界では生息地の田沢湖に温泉水を入れられ滅んだ、かつては将軍家に奉納されてたほどの味のクニマスが入っている。 絶滅ギリギリで幻想入りできたのであろう彼らは元の生息地と環境が似ている霧の湖を最後の安住の地としたのだろう 俺の名は○○。釣りをしているうちに幻想郷にまよいこんだ所を紅魔館に拾われた。 そしてこの地で最愛の彼女レミィことレミリア・スカーレットと出会った 外の世界よりも自然が残っており釣り環境にも恵まれ、レミィもいるこの環境が気に入り俺はこの地に骨を埋めることにした。 「○○、おかえり~。どうだった?」 「まあまあかな、さてと捌いて刺身にでもするかな、あまりは咲夜さんに頼んで料理してもらうか」 「私がやるわ」 「へ?」 「私が全部やるといってるの」 えーと、このお嬢さまは何をおっしゃってるのかな? 「だからね、○○が釣ってきた魚で私の手料理を作ってあげるといっているのよ」 にっこりと微笑みながらレミィは魚篭ごと釣れた魚たちを持って台所にいってしまった。 「というわけなんですよ、咲夜さん」 「お嬢さまが料理なんて、心配だわ」 「ですよねー」 「台所が阿鼻叫喚の図にならなければいいのだけど」 心配事はそっちですか、そうですか。 あてにならない咲夜さんに見切りをつけとりあえず台所を覗きに行ってみる。 「うーん、とりあえず○○は刺身を食べたがっていたわね。なら三枚に下さないと。でも、どうやるのかしら?」 まじまじと魚を見つめる 「ま、適当にやればできるでしょ、夜の王の私に出来ないことは無いわ!!」 ドン!!と豪快に振り下ろされる包丁、胴体が少し残ったままの頭が壁にぶつかり砕け散る 「やだ、少し強すぎたかしら?まあ、気にしない、気にしない。次、行ってみよー!!」 無事(?)頭を落とされた魚は次は身と骨に分けなければいけない。 「えーっと、ここらへんに骨があるからここらへんを包丁で切ればいいのね」 「えいっ、ああ、骨まできっちゃった。なんか身もボロボロになって来ちゃった、どうしよう・・・」 なんとか三枚に下したが慣れない手つきで触りすぎたために身はボロボロ、骨が残ったり逆に骨に身が残っている。 要は失敗である。身がクタクタになりとても刺身では食べれない。 「ど、どうしよう、○○が、○○がせっ、せっかく持ってきたのに…うっ……ひくっ…」 「どうしたんだ、レミィ?」 「○○っ!?、みちゃダメ!!」 「あー、案の定クタクタのボロボロにしちゃったのかw」 「お、怒らないの?」 「だって捌いたことないレミィが一人で、それも柔らかくてモタモタしてるとすぐへたる鱒系やろうとしたら結果は、ねぇ?」 「でも、失敗しちゃったのが…」 「そんなの鍋に入れればいいさ、刺身じゃ無理だが鍋なら食べれる。鱒鍋だ」 「うぐっ…○○、ごめんなさい…、ひぐっ……」 「あやまらなくてもいいよ、レミィは俺に手料理を食べさせようとしてくれた、その事実だけで十分俺は幸せ者だ、な?」 「うん…」 「よし、釣れた魚はまだある、やり方教えるからレミィの切った刺身が食べたいな」 「…うん!!」 あとがき 言いだしっぺの法則で生まれて初めて書いてみた 下手糞とか分かってるから石とか投げないで 多分読んで分かるかと思いますが釣り好きです なんかそっち系の要素かなりはいってます。ごめんなさい ちなみに霧の湖は絶対カルデラ湖でクニマスが泳いでるに違いないと俺の中では結論付けられています たぶん流入河川からのサクラマスやアメマスなんかと一緒に泳いでると思う 新ろだ691 「本当にいいのかしら?」 「はい、レミリアお嬢様」 一人の青年が、幼い吸血鬼の前に跪いている。 「……何故私に血を吸って欲しい、などと?」 「咲夜さ、いえ、メイド長に拾われて、お嬢様に助けられてから ずっとお嬢様にお仕えしようと」 「それなら前にも聞いた」 青年の声をピシャリと止めるようにして、彼女が言う。 「わかってるのかしら? 吸血鬼に血を吸われる、ということは」 吸われた人間も吸血鬼になるということだ。 そして彼は幼い吸血鬼の眷属になる。 普通の人間であれば、そんなことは考えもしないだろう。 「後戻りできなくなるわよ。 本当に――」 「覚悟は、しております」 もう何も聞くつもりはございません、と言わんばかりの口調で その青年は答えた。 彼女は小さくため息をつき、彼の元に近づく。 彼は顔を伏せ、跪いたままピクリとも動かない。 「高いわ、もう少し屈みなさい」 彼女は首元に顔を寄せたが、すこし届かなかったようだ。 しかし彼は動かない。 彼女は再度声をかけようとした時に気づいた。 彼が、震えていることに。 吸血により痛みに対する恐怖か、あるいは 人ならざる物へとなることへの恐怖か。 「…やめにしましょう」 「え、そんな!?」 「嘘をついているでしょう。 あなたは。 本当は、人間でありたい。 だからあなたは震えていた。 ――従者であるあなたが、主の私に嘘をつくのは許さないわ」 青年は落胆した様子でうな垂れる。 彼女は一息つけて、彼に言った。 「その代わり、今ここで誓いなさい。 あなたはこれから死ぬまで、私に仕えると」 青年は夜更けに相応しくない大声で、 「はい!」 とてもうれしそうな声でそう言った。 「ところで、悪魔の『契約』にはいろんなものが必要よね。 変なものだったり、血生臭いものだったり」 「まぁ、今用意しろと言っても無理はあるし…」 「仕方ないわね。 『接吻』で我慢するわ」 「あの、お嬢様、それってつまり、その、キスってことですか?」 一人で勝手に話を進められて呆気に取られる青年を無視して 幼い吸血鬼は、彼の前に立ち 彼女の言う『契約』を今か今かと待っている。 「早くしなさい、今ここで出来なかったら 明日にはあなたを朝食の一部にするわよ」 この言葉は冗談でもなんでもない。 青年は意を決して、彼女の唇と自分の唇を重ねる。 一瞬のはずの時間が、何倍にも感じられた。 「これでいいわ。 明日からは私の正式な従者として働きなさい。 ……人間は夜遅くまで起きると体に良くないのでしょう? 早く休みなさい」 「はい、では、失礼しました」 初めてのキスというものは、予想以上に胸が高鳴るものだった。 こうなる運命だと知っていたはずなのに。
https://w.atwiki.jp/touhoukeitai/pages/37.html
Eレミリア うんめいをあやつる ことのできる えいえんに あかい おさなき つき。 タイプ 悪/飛行 特性 いかく/プレッシャー 分布 種族値 HP 95 すばやさ 120 こうげき 120 とくこう 95 ぼうぎょ 60 とくぼう 60 進化系統 ちびレミィLv22でレミリアLv38でEレミリア レベルアップで覚える技 Lv01 きゅうけつ Lv06 にらみつける Lv12 かみつく Lv18 ナイトダンス Lv24 ポイズンクロー Lv28 つばさでうつ Lv33 みらいよち Lv41 かみくだく Lv50 しっこくのかぜ Lv59 つきのひかり 覚える秘伝マシン 01 いあいぎり 02 そらをとぶ 04 かいりき 06 いわくだき 倒すと獲得できる努力値 すばやさ +3 育成例